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男女の産み分けする?しない?失敗してわかった後悔しない子作り論

2人目を作るとしたら、産み分けに挑戦する?元看護師の本音

最後に、現在子ども1人で、2人目を作るとしたら産み分けに挑戦するか、元看護師の見解です。

産み分け自体を信用していない


なな(1989年生まれ/子供1人/元婦人科看護師)です。最近では、産み分けができる病院があると聞きます。しかし、私は信用できません。

「子どもの性別は、父親・母親両方の体調に左右されることもある」と産婦人科の先生から聞いたことがあります。

自分は調子が良いと思っていても、健診で「病気が見つかる」ということがあります。普通に生活できていても、実はちょっと排卵が遅れていたり、どこか調子が悪かったり、自分では気づかないような体の変化があったりしますよね。

それなのに、きちんと産み分けなんてできるのでしょうか?ひよこクラブ」では、時々産み分け特集が載っています。排卵のタイミングで性交渉をするとどうとか、男性が熱いお風呂に入るとどうとか、病院へ行ってアドバイスをもらうなどが書いてありました。

でも、希望する性別ではない子供ができたらどうするのですか?「あっ、失敗した~」ってなるのですか?私は、次の子供が男の子でも女の子どちらも嬉しいと思っています。

産み分けに関しては様々な意見があると思いますが、私は産み分けに挑戦しようという考えにはなりません。

主人は男の子希望だけど、産み分けをしない理由


カッチ(1983年生まれ/子供1人/元看護師&韓国在住)です。韓国の家系事情と、元看護師として知っている知識も踏まえて、産み分けの是非について考えてみます。

私は2人目も産み分けはしないと思います。主人や主人の両親は、「(1人目は女の子だったので)次は男の子」という希望があるようです。主人の両親が昔ながらの「男が家系を守る」という考えを持っているからです。その上、本家の長男夫婦の子どもが女の子の一人っ子であるため、私に密かに変な期待が寄せられています(笑)

私は、そんなプレッシャーを避けるために、「2人目も女の子が良いな~」という漠然とした思いはあります。でも、私は産み分けに挑戦するつもりはありません。一人目のときもそうでしたが、私自身そこまで子どもの性別にこだわりがないからです。

韓国でも「産み分け」という言葉が最近言われるようになり、実践する人が出てきています。日本のほうが産み分けに関して先駆けであり、産み分けに関する情報も豊富なのため、日本から産み分け本を買ってきて実践しようとしている友人もいます

ちなみに、最近の韓国の若い世代では、「男が家系を守る」という考えも薄れ始め、むしろ女の子を望む夫婦が増えてきています。

「産み分け」のメカニズム

最近では、産み分けの情報はネットや書籍で簡単に見ることができ、女の子を希望なら、「排卵日2日前に、あっさりと、ピンクゼリーを使って」というのが合言葉のようになっていると思います。

もう常識になっていますが、子どもの性別を決めるのは精子で、女の子になるX染色体をもつX精子と、男の子になるY染色体をもつY精子の特性をうまく利用することで、産み分けができるという根拠からです。

具体的には、X精子は酸性に強く、Y精子はアルカリ性に強い、X精子のほうが寿命が長い、Y精子のほうが泳ぎが速い、X精子のほうがY精子より重くて少ない、といった特性から、性交のタイミングや子宮内環境を調整することで産み分けができるということです。

酸性の食品を多く摂ることは本当に有効なの?

注意したいのが、正確な情報なのか、根拠のある方法なのかを見極めることだと思います。例えば、女の子の産み分けを希望している場合、X精子が酸性に強いため、食事で身体を酸性に傾けるための食事指導があったりします。子宮内環境を酸性に傾けるために、酸性の食品を多く摂るというものです。

しかし、人体は7.4±0.5という狭い範囲で弱アルカリ性を保っています。この範囲から少しでも逸脱すると人体に様々な影響を及ぼすため、身体は一生懸命に呼吸や腎臓機能でこのバランスを保とうとします。(この身体のpHを一定に保つことを「酸塩基平衡」と呼び、このように身体が恒常性を保とうとする働きを「ホメオスターシス」と言います)

それが、食事を変えるだけで酸性に傾き、子宮内が精子の活動に影響するほど酸性に変わるというのは、私は信じがたい話だと思っています。人の身体のpHは食事で容易に変えられるようなシステムではありません。体内のpHが変わる以前に何らかの異常が出てしまうと思います。

産み分けのストレスで、妊娠しにくくなる可能性も

それよりも、無理な食事制限や偏食で免疫力を低下させたり、女性ホルモンや自律神経のバランスを崩し、生理不順などを引き起こし、妊娠自体が叶わなくなる可能性だってあると思っています。

また、産み分けのために夫婦の意思とは関係なしに、性交の時期や方法が制限されることで、ストレスとなることもあります。女性ホルモンはストレスや疲労にとても弱いのです。

「なんでもストレスのせいにして」と思われるかもしれませんが、実際にストレスや疲労で生理不順や排卵障害を引き起こしている人もいます。性交そのものがストレスにならないように、産み分けだけがすべての目的にならないようにすることが大切だと思います。

男女の出生比率はほぼ等しいという現実

最後に個人的な意見ですが、1回の射精で1億から多くて4億の精子が受精のために出発します。いろんな障害をかいくぐり、最後の硬い卵子の壁をも突き抜けて勝ち上がったたった一匹の精子が受精卵になれるのです。

産み分けのこと耳にするたびに「その精子の生命力や底力をこちらが簡単に左右できるものなのだろうか」と思っています。

それに、これだけ産み分けが盛んになってきても、男女の出生比率はほぼ等しいというのも生命の不思議ですし、科学だけでは説明できないことだと思います。また、子どもの性別についてこんなに科学的に解明されていても、「産み分けは不可能」「産み分けの方法はどれも迷信の域を超えない」という医師もいます。

ただ、産み分けは100%ではありませんが、「もともと50%の確率から女の子希望だと70~80%、男の子希望だと80~90%へ引き上げることはできる」と言われているので、希望する人はそれを信じるのだと思います。

100%ではないと知っていても、産み分けに関する膨大な情報があり、成功したという話を耳にするのに、自分は試さないでいるわけにはいかないと思います。「何もしなかったと後悔するよりは・・・」「できるだけのことをやってみるんだ」と、自分を納得させるために産み分けに挑戦することは良いと思います。

でも、最終的には生まれた子どもの性別が運命の子だと納得できることが一番大切だと思っています。

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